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「松竹新喜劇 藤山寛美 笑艶 桂春団治(第一部)」「第二部」「第三部」\r長谷川幸延 / 酒井光子 / 平戸敬二\r\r破天荒に生きた噺家桂春団治の生き様を見事新喜劇風に劇化した長編ドラマ\r京都南座の舞台を三枚のDVDに収め、全編4時間の長編で見応え十分。\r\r藤山寛美をはじめ、長谷川稔、白羽大介、守田秀郎、中川雅夫、酒井光子、四条栄美、伊吹聡吾朗、伴心平、小島慶四郎、八木五文楽、喜多康樹、滝由女路、金乃成樹、曽我廼家文童等々の松竹新喜劇を代表する名優たちが総出演しています。\r\r明治の末、法善寺横丁は、庶民の享楽地であると同時に、芸人にとって、とりわけ軒並の飲食店に囲まれた紅梅亭、金沢亭の寄席芸人にとって、顔馴染みの心安さから、勘定に気を使うことなくくつろげる所だった。今売り出しの噺家桂春団治もその一人であったが、道頓堀の東、竹横「弥助」の仲居おたまに惚れていた春団治は、むしろそちらの方に足繁く通っていた。そのためか、芸にも色気が出てきたと評判される一方で、落語の古い型に満足出来ず、在来の型を破った春団治のやり方は、落語通のヒンシュクを買い、又先輩連中からも目の敵にされていた。「五黄の寅」の強運を楯に、いつかは大真打になって、京・大阪の寄席を桂春団治の一枚看板にしてみせると意気込むが、その破滅的な生活ぶりは、絶えず貧乏と背中合せで、陰で支えているのは、姉のおあき（酒井光子）であった。春団治の出ている金沢亭のお茶子おあきは、給金の大半を春団治に貢ぐだけでなく、寄席に集まる客に「春団治をよろしく」と売り込み、春団治が一人前の芸人に育つことを当人以上に願っていた。\r　年号も大正に変り、春団治は、色事の方にも浮名を流し、いつしか道修町薬問屋岩井辰のおりうと深い仲になって、客席から「後家殺し！」の異名をとっていた。「芸人の嫁に嫉妬は禁物……」というおあきの戒しめの言葉をかみしめ、貧乏と浮気の辛さに耐えるおたまも又、おあきと同様春団治が一人前の芸人になること願って、その辛さを春団治に対するいじらしさで包み隠すのであった。\r\r\r#長谷川幸延 #酒井光子 #平戸敬二 #CD・DVD

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